増子化対策
知ろうとしてないことが多すぎる
疑問をもてるということもかなりのスキルじゃないか
寄稿転用しくよろ
このひっくり返されたような発想?本質?
ところどころ激シブな切り口にやられながら
興味深く読ませていただいた
以下テキトーに。
少子化・未婚化・婚活。
同じテーマばかり
基本的なことなので、繰り返す。
“少子化問題”というものは存在しない。
例えば、新石器時代に「少子化問題」というものは存在しなかっただろう(あくまでも想像)
そんな問題をかかえた集団は数世代で消滅してしまったはず
親族を形成するというのは人間が人間である基礎条件の一つなわけ
それは労働するとか言語を話すということとほとんど同レベルの当為である
人間がほんとうに親族を形成したくないと思い始めたら
それはもう人間集団である条件を失っている
だから今起きているのは
親族を形成したくないという集団解体をめざす流れではなく
子供の数を減らすことが集団の維持にとって必要だという判断に基づいた行動である
親族形成が「したい」という人はするし、「したくない」という人はしない
一見すると、それぞれの人の自由意思の結果のようであるけれど
親族形成が類的宿命である以上、それに逆らう行動をとることには
個人の意思を超えた強い規制力が働いていると考えなければならない
人口の増減はその社会のキャリング・キャパシティによって決定される
人間もこの法則から自由ではない
列島の環境収容力は1億3000万人で上限に達した
だから、これから安定的な個体数になるまで減り続けるであろう
2042年に1億人を割るという予測がある
いろいろな予測値が他からも示されているが、どれも人口が減ることについては意見が一致している
人口減少が始まったということは
私たちの集団がその集団の意思として人口が多すぎるから個体数を抑制しようと判断したからである
この個体数抑制行動を促したのは、グローバル資本主義である
資本主義というのは、その本性からして、すべての労働者とすべての消費者の均質化・標準化を要求する
標準的な労働を行うことのできる能力をもつ労働者が増えれば増えるほど、賃金は安くなる
いくらでも換えが効くからである
標準的な欲望をもつ消費者が増えれば増えるほど、商品は高く売れる
全員が同一の商品に殺到すれば生産コストは最低になり、売り上げは最大になるからである
資本主義は年齢、性別、国籍、人種、信教、政治イデオロギーにかかわらず
標準的な労働をこなし、標準的な欲望をもつ個体をできる限り大量に供給することを制度的な宿命としている
みんなそっくりの個体が地上を覆い尽くすのがグローバル資本主義の理想郷
その流れの中で、まず性差が解消された
一方の性に特化した職種はほとんどなくなった
これを雇用機会の拡大と考えた人もいたようだが
財界や政府が男女雇用機会の均等化を推進した最大の理由はそのような人道的なことではない
それが劇的な労働条件の切り下げをもたらすからである
一ポストあたりの求職者数が二倍になるのである
より良質な労働者をより安い賃金で雇用することが理論上は可能になる
それから年齢差が解消された
子供の成熟が急速に遅くなった
まったく成熟しないまま成年に達し、さらに中年に達し、ついには老年に達する人々が大量に出現してきた
それは小学生から老人たちまでが「同一の商品」の顧客たりうるということである
年齢別に商品展開するコストと、年齢にかかわりなく同一商品がつねに売れるという場合のコストを考えれば
資本主義が成熟を忌避する理由はよくわかる
そして、その場合に成熟した消費者ではなく、未成熟な消費者を標準とする理由もわかる
無価値でハリボテで装飾過多な商品に子供はたちまち魅了される
成熟した消費者を対象にものを作るよりずっとコストが安い
とりあえず、グローバル資本主義の進行とともに、同一種(子供)の個体数が爆発的に増えたのである
私たちの社会システムはシンプルな構造ではない
一定比率の大人がいないとシステムは回らない。子供だけではシステムは崩壊する。
しかたがないので、とりあえず子供の数を減らすことで比率を挽回することにしたのである
「外側は中高年だが、頭の中は子供」を今さら「大人」にするにはコストがかかりすぎる
だから、生物学的な意味での子供を減らすことにして、出生数を抑制したのである
子供の数が減ったのは、子供の数が増えすぎたからである
少子化ではなく、実は今起きているのは「増子化」@古田氏なのである
どうやって、子供たちを大人にするか
どうやって集団内部に、それぞれ生態学的地位と社会的行動を異にする多様な種を作り出し
それによって環境負荷を軽減するか
それが最優先の課題である
しかし、行政やメディアが前提にしているのは
単に労働者と消費者と納税者の数を維持しなければならないということである
マーケットを巨大化し続けることが彼らの目標なのである
だが、それが不可能だということはもういい加減にわかっていいはずである
マーケットを巨大化し続けるために資本主義は個体の差を消滅させるということに全力を尽くしてきた
その結果、同一種の個体数が増えすぎて、格差が生じたのである
少子化対策と称して「子供を産んだら金をやる」というかたちの利益誘導をするということは
要するにその施策を企画している当の本人たちが「子供はいずれ金になる」と思っているということを露呈している
もし、「子供を産んだら金をやる」と言われて、「それなら産む」という親がいたら
そのような親から生まれた子供は誕生の瞬間に
金が人間の生き死にを決めるという金の全能性のイデオロギーを焼き印されたことになる
この金の全能性のイデオロギーを内面化したせいで成熟を止めてしまった標準的な個体数があまりに増えたことが
「増子化」(すなわち行政のいう「少子化」)の実態だということに人々はいつ気がつくのであろうか
ソースはググればすぐっす。
増子化とはうまく言ったもんです
たしかにいかにもバカそうな、なんとか金とか結局の報告やってんのかな
今日も朝生で相続税?100%とか言ってたな
ちまちま貯めず生きてるうちにつかっちゃえって
奨学金の問題もそう
制度自体が今に合ってないってこと
たしかに終身雇用でも就職バブルでもないし、ていうか真逆だし
そんなんで月いくらとか払えんよね
いってしまえば就職するために奨学金もらってたのに
職に就けずそれ返してくってどういうこと?
今無性に学費を払ってくれた親に感謝したい
今自分が返済しなくちゃいけないと思うとぞっとする
いやはやつまりは世の中、金なんすかね
とりあえずそろそろ貯蓄を視野に入れるしかない
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