終電。



終電が去った深夜の街角。
始発までの間、昼の喧騒が消えた街をあてもなくふらりと歩いてみる。
そこには、大都会が見せる、もう一つの素顔が浮かび上がります。
深夜の街並みに何を感じ、何を思うのか…。
二人のゲストのつぶやきがツィッター感覚で浮かんでは消える、新感覚の紀行番組です。
つぶやくのは小泉今日子と松尾スズキ。
終電が行ってしまった東京駅。
大手町から兜町へ、静まり返ったビジネス街…。
昼間とは全くの異空間が広がります。
人形町の路地裏、物音ひとつしない住宅街、妙に聴覚や嗅覚が敏感になります。
ビルの隙間に佇む神社の暗闇。
生暖かい空気が頬をなでます。
ふと向こうに見える灯りを頼りに進むと、懐かしい駄菓子でカクテルを飲むというノスタルジー溢れる不思議なバー。
銀座に足をのばすと、ショーウィンドーの改装をする人たちが…。
「お勧めでないものは出さない」という腕自慢のラーメン屋台や深夜の工事現場の監督、
夜の街の住人たちの知られざる営みから、今の時代が見え隠れします。
そして迎える勝どき橋の幻想的な夜明け。
不思議な真夜中の風景とそこにうごめく人々。
「キョンキョン」と「スズキ」は、どのような言葉を紡ぎだすのでしょうか。


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