数的考察にみるバルサのCKにおける選手配置
バルサファンのジョセップさんって人が投稿したスポーツ新聞への投書が
今の我が日本代表にもめちゃくちゃ参考になるんじゃねーかと思わずにいられんやった
『数的考察にみるバルサのCKにおける選手配置』
特にCK対策はバルサの長年の悩みだけど監督が代わってもその失点はなかなか減ってないらしい
投書の書き出しはこう「昨今バルサが苦しめられているコーナーキック
その守備的脆弱性を分析するにあたり数的観点から選手の配置を行うことで
これを解決できるのではあるまいかと考えております」
その中身をまとめるとこう
①CKの守備時にスピードがある3人ペドロ メッシ ネイマールをハーフウェイラインに
右中左という配置で並べる
②そうすれば大抵の相手はカウンター対策として3選手を自陣に置き
カバー役にもうひとり自陣に下げる可能性が高い
③さらにシャビかイニエスタのどちらかを上げ前線の3人をサポートさせる
相手はもう1人下げざるを得なくなる
これはすごいよ
ゾーンとかマンツーとかどう守るとかじゃなく
ボックスからどう相手選手を減らすかっていう逆転の発想である
相手選手を締め出すことでボックス内は数的有利となりGKも対処しやすくなる
インテル時代のモウリーニョも似たような対策をやってたようで
選手に上がれ上がれと身振り手振りで指示を出してたようだけど
選手たちはどこかきょとんとしながら従っていたらしい 実におもしろい
メディアはバルサや日本代表のようにセットプレーの弱いチームに対して
高さが足りんとかそういう結論付けしちゃうけど
こういう発想こそ戦術といわれるサッカーをもっと楽しめる要素なんじゃないかと思う
しかもスペインのある教授の論文によると
実はCKはそれほど有効な得点手段ではないということが発表されているらしい
近年のチャンピオンズリーグ等の計124試合のCK計1270本の内で得点となったのは
わずか2.2%にすぎなかったという
*ゴールに繋がったCK:2.2%
*枠内シュートに繋がったCK:9.8%
*シュートに繋がったCK:26%
つまり1点を決めるためには28回のCKが必要というなんとも効率が悪い結果が出ている
さらにCKの74%がシュートに至っていないということを考えても
セカンドボールを拾ってスピードのある前線の選手に繋ぐほうが守備に人数をかけるよりもチャンスが生まれやすい
僕ら世代としては『DEAR BOYS』の哀川率いる瑞穂の戦術を思い出す
相手がシュートを打ったら哀川は走り出す
そしてリバウンドを土橋がものにして前線の哀川に送るという速攻
つまりはこれを言いたかっただけなんだけど
日本の守備の脆さも何が悪いのかこれといって僕はわかんないんだけど
前線にボールもてる選手もいるし1発でしとめることのできる選手もいるし
南アフリカ大会のときみたいな発想の転換が日本をよき方向にもっていく光になると信じたい
今は試す伸ばす時期でぜんぜんいいと思う
本大会で気持ちのこもった試合
欲を言えば勝利を観ることできたらそれでいいんだから
いちサッカーファンとしてこれからを楽しみにしてる
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