オランダの物理学者エリック・ベルリンド教授が、「重力は存在しない」という学説を発表した
重力が単なる熱力学の法則の必然の結果だというこの主張は、多くの物理学者たちの反響を呼んでいる
素粒子物理学では自然界には4つの力(強い力、弱い力、電磁気力、重力)が存在し
重力はその基本的な力の一つとされている
しかし教授はこれを誤った見方と指摘し、重力はもっと自然的な現象で、
例えば、株式市場が個々の投資家の集団行動から作られることや、
ゴムがもつ弾性が原子の力学から現れるようなものだと説明した
理論の核心は熱力学的なエントロピー(状態の雑然さ、すなわち自由度の多さ)と関連している
教授は、自然にカールする髪の毛を例にしてこう解説している
多湿な環境で髪の毛が縮むのは、真っ直ぐになるよりも縮むほうが多くの状態(自由度)を持っているからである
従って、縮んだ髪の毛を真っすぐにするには力を必要とする
重力は、エントロピーを最大限にしようとするという熱力学の法則の副産物に過ぎず、自然の傾向だと教授は主張する
現代科学は、宇宙研究において重力理論が基本となっている
しかし重力が存在しないのであれば、銀河系や宇宙構造に対する認識も必然的に誤っていることになる
天文学者は、はるか遠くにある天体の運動を重力理論では説明できないから
限りなく強い重力をもつ「ブラックホール」理論を導入せざるを得ないのかも知れない
事実、「ブラックホールは存在しない」と唱える物理学者もいる
新理論は、科学者らの宇宙に対する全く新しい認識への追求を促している
という記事をみて、いつかの話のネタに、と思ったけども、、、
エントロピーね、、、
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