今日は彼の話をしよう



浮き沈みの激しい最近の彼の話をしよう
追い打ちをかけるように
山人として恥ずかしい山の気温の変化にやられて
思いっきり鼻風邪をひいてしまった
かれこれ1週間ほどフンッってやったらジュルジュルジュルルゥ
とまぁこんな感じで
そんな脆い土台の上には立つもんも立たん
けど無理矢理いろいろのせてみた
彼は絞り出すように言う
積み上げないと一気になにもかも壊れそうだ
僕から見ても彼は実に生き生きと夜を駆け抜けていた
実にからみにくい奴だった
1人のときはどうやらネットでドラマを観てたらしい
週末に近づくにつれては気の合う仲間たちに囲まれて過ごしていたようだ
中州の夜は実に楽しいものだった
時折姿が見えないと思うと
川の土手でなにやらこそこそと電話を握りしめていた
深くは聞かなかったがなんかあったらしい
それにしてもフォーとか生ハムとかワインとかうまかったね
おごちそうさまでした
ここでちょっと僕よりの話をしておくと
そろそろ我が家も限界のようだ
熱い。
熱がこもる設計になってるようだ
みんな暑くてどたどた起きてきた
でもそれがなんか懐かしくもあり嬉しかった
みんなで共同生活してるようだ
ちょっとだけどそういう感覚を思い出した週末だった
そんで送別会で行った今泉の炉端焼き
もちろん料理も絶品で寂しさってのがどうも実感の沸かないすばらしい席だったけど
また隣の宴がいかしてた
ちょうどある人と連絡をとっていたその内容そのものの留学生連中だった
もちろんいちばんのマイメンに声をかけると
なにやら来週再来週とSJORAでイベントをやるらしい
僕が把握してるだけでポルトガルにモロッコにたぶんあいつはドイツ
こっからどんなカオスが生まれるか意外と楽しみにしてる自分がいる
でもまぁ気が向いたら行こう、そんな感じである
そしてその夜はほんとあのすばらしい日々を錯覚しそうな空間で久々に飲み明かした
畳がそうさせたのかいろんなタイミングも重なってそうさせたのかは
わからないし、そこは思いを巡らせずとも
だれもが感覚でたしかに共有していたと思う
ここからまた彼の話に戻そう
もちろん彼もその空間で共に語り明かした
またそこでも深くは立ち入らなかったが
なにやらモヤモヤの種との接触があったようだ
彼が話したくなるまで僕らはそっとしておこう、そんな空気を僕は感じた
場所をうつして大富豪もやった
これもあのすばらしい日々の定番だった
狭い部屋で、あーもー言いながら革命を起こし合った
なんとも終わってほしくない夜だった
そして今日だったか、まぁ遠からずもここ最近の話
彼は焦っていた
ある1つのことをおいて何もかもがうまく進んでいるようだった
自分では気づきつつもその1つが
すべてから少しずつ楽しみを削いでいるようだった
近くにいる僕としてはそんな彼を見たくはない
でもそのタイミング、ズレ、そういったものは
僕らでどうにかできるものではない
当人に任せるしかほかはない
すんなり結果を報告すると
とりあえずはなんとか持ちこたえてきたようだった
言ってしまえば逆に気持ちの面ではプラスに転じたようだった
何も聞かずにそれを感じられた
車のドアの閉め方がそれを顕著に表していた
思わずこそっと笑ってしまうくらいだった
ほとんどなんとなくそう感じたという感覚で話を進めてしまったが
おそらく彼は大丈夫だろう、当分は。
その先はわからない、わかるわけがない
自分も考えなければいけないことはたくさんあるが
とにかく彼が前を向いていけそうで何よりだ
別に事態が変わったわけではなく気持ちのもち方をうまくもっていけそうだ
と、またこんな掴み所のないことを言っていた
でもまぁいいじゃないか、見守ってやろうじゃないか


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